住宅ローンと資金計画

マイホームを新たに購入する場合には、大半の人が住宅ローンを借り入れています。新築の注文住宅を建てられる方で多くの方が悩まれているのが、住宅ローンの選択です。
住宅ローンの選択によっては、総返済額に大きな差が出てくる可能性があります。住宅ローンのタイプによってそれぞれ特徴があるのです。まずは、固定型金利の住宅ローンですが、全期間固定するタイプと金利を固定する期間を選択出来るタイプに分かれています。全期間固定タイプは、借り入れ後から返済完了まで、金利を一定にする事が出来ます。毎月の返済額が一定となる為、完済するまでの返済計画を立てる事が可能となります。将来の資金計画も立てられる為、ライフプランに合わせてお金を貯めていけるメリットがあります。
一方で金利が高くなっている為、総返済額が高くなる傾向にあります。次に固定期間の選択タイプの住宅ローンですが、こちらは金利を固定する期間を選択出来ます。3年や5年、10年などの期間を借り入れ当初から低い金利にてローンを組む事が可能となっています。住宅購入後には、その他の費用も多く発生する為、資金的にも余裕が無い場合が多いです。当初の数年を低い金利にする事で、返済金額を抑える事が可能となっています。
2016年現在では、当初3年や5年といった住宅ローンを大手銀行やメガバンクが推奨しており、優遇金利を受ける事が出来ます。固定金利の期間が終了した際には、変動タイプに切り替えるか再度固定タイプにするかを選ぶ事が出来ます。金利の固定タイプの住宅ローンに対して、変動金利タイプの住宅ローンは、金利が非常に低い魅力があります。しかし、景気や金融市場に影響を受けて金利が上昇するリスクもあるのです。返済金額が固定では無い為、返済計画を立てづらくなっています。金利が上昇しない場合には、総返済額が低く抑えられますが、リスクも潜んでいる金利タイプとなっています。金融市場の動向をチェックしていく事が重要となります。
住宅ローンの金利タイプによって、利息金額が大きく変わってくる為、住宅ローンの特徴を理解した上で選ぶ必要があります。住宅の購入は、一生に一度の大きな買い物になりますが、住宅ローンの選択もとても重要となります。住宅ローンの特徴やメリットを考慮して、自分のライフプランに合った金利タイプを選ぶと良いです。借り入れ先についてもメガバンクや都市銀行などで条件が異なります。