いい家の条件「設計」

良い家づくりにとても大切なのが設計です。
三重県で新築の注文住宅を作る際には間取りを考える時点から設計士さんと話し合うことになりますが、ここでどれだけの時間をかけて、納得のいく設計にするかが、住み始めてからの快適な暮らしを左右する大きなポイントです。
ここで手を抜いて、妥協してしまったら、何年も後悔してしまう結果になる事もあります。
平面の小さな図面を見て、実際に自分達が済む時のことをイメージしていくのは簡単な事ではありませんが、先々の生活までしっかりと考えるのが大切です。
たとえば、リビング階段ですが、子供が玄関から二階にさっさと登ってしまわないように、お互い顔の見える生活をするためにとても良いと言われていますが、家の真ん中に階段が来るわけですから、バランスは非常に難しくなってきます。
あたたかい空気は上へ上へと逃げるので、冬などはあたためるそばから二階に暖気が逃げて行ってしまうようなことにもなりかねません。
場所によっては家の中心を階段にッ占領されてしまうので、家が分断された造りになる事もあります。
良いと言われているものが、自分達の土地や建物にも良いかはよく考える必要があります。
また、水周りが集約されてリビングから離れているとすっきりした間取りになりますが、家事動線を考えるとキッチンと洗面は近い方が良いです。
洗濯物を持って、干しに行って、という毎日の作業が楽である方が暮らしやすいのは明確です。
暮らしやすさばかりとって、デザイン性が悪くなってしまうのも考えものですが、デザイン性ばかり考えて暮らしにくい家になっては意味がありません。
どちらを摂るか、どちらをどこまで譲るか、設計士のアドバイスをもらいながら、暮らしに合った設計をしていくことが家族の笑顔にも繋がります。
せっかく注文住宅を新築で建てるのですから、何度でも話し合いを重ね、図面に改良に改良を加えて、自分達が長く住みやすい家を建てるのが望ましいです。

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